浮気調査のメリット・デメリットについて。探偵に依頼するべき?

浮気調査のメリット・デメリットについて。探偵に依頼するべき?

パートナーが浮気をしているかもしれない…と感じた時、証拠を自分で探すことは関係性の悪化などリスクがあります。

そんな時、浮気調査などを専門とする探偵に依頼することで、浮気の有無や確かな証拠を得ることができます。

といっても、探偵に依頼するのはあまりイメージがつかない…とお考えの方もいるのではないでしょうか?

この記事では、探偵に浮気調査を依頼するメリットとデメリットなどを具体的にご説明します。

目次

浮気調査とは?

浮気調査では、調査対象者が浮気をしているのかを尾行・張り込み・聞き込みなどを通して調べ、浮気をしている場合は不貞の証拠を記録・撮影します。

尾行・張り込み・聞き込みは、ご自身で行うと違法になる可能性がありますが、

探偵事務所は原則「各都道府県の公安委員会に探偵業務の届出」を行なっており、「探偵業務の法律の範囲内」での調査を行うことができます。

では、それぞれの調査がどういったものなのか、簡単にご説明します。

①尾行

調査対象者の行動を追跡することで、浮気・不倫の証拠となる情報を収集します。

いつどこで何をしていたかを証拠に収めることができるため、慰謝料を請求する裁判などで利用できる調査報告書としても、かなり有効的に利用できます。

対象者に気づかれないよう、複数人で人を変えながら追跡することが多く、徒歩や交通機関、車両など様々な手段を使いながら、必要な時に写真や動画の撮影を行います。

駅前などの人混みでは見失わないよう尾行し、人気のない住宅街では見つからないよう尾行するなど、プロとしての経験と知識が特に必要な方法になります。

②張り込み

尾行をしている調査対象者がラブホテルや住居に入った場合、特定の場所に車両で待機して、出入りを確認する方法です。どこにどのくらいの時間滞在したのかを知ることができます。

張り込みは数十分で終わることもあれば、数時間に及ぶケースもあり、また時間帯や天候も問わないため、かなりの集中力と忍耐力を必要とします。

また、自分のパートナーの浮気現場を実際に見てしまうと、冷静な調査が続けられないリスクがあるため、探偵に依頼した方が良い方法です。

③聞き込み

調査対象者の周りの人物・行きつけのお店などに対して、電話や対面での聞き込みが行われます。これを「直聴」と言います。

対象者についての話を引き出すには、聞き込みを行う相手からの信頼を得る必要があり、調査員はしっかりと丁寧な対応をすることが求められます。

聞き込み相手に被害が生じなければ、自身が探偵であることを名乗る必要はありませんが、

逆に公務員・警察・ある企業の職員などになりすましたりすることは違法性が問われる可能性があります。

しかし、聞き込みを行なった人から調査対象者に連絡がいってしまう可能性もあり、とてもリスクのある方法のため、あまり行われません。

①〜③の調査結果をまとめた調査報告書

上記の調査を行なった結果は、「調査報告書」にまとめます。いつ・どこで・誰と、どのくらいの時間、何をしていたのかを、写真・動画・音声データなどの裏付けとともにまとめられた資料になります。

探偵によって作成された報告書は、内容と形式がしっかりしたものであれば、裁判や離婚調停に持ち込んで有効な証拠として認められ、依頼者が有利な立場で交渉を進めることができます。

もし浮気が発覚し、パートナーとの離婚調停や慰謝料請求を見越している場合は、証拠になる調査報告書を作成してくれる探偵事務所かどうか、確認する必要があります。

また、調査報告書の確認には一点注意点があります。浮気が理由の慰謝料請求には時効が設けられており、パートナーの不貞行為(浮気)を知り、かつ浮気相手が特定された時から「3年以内」となっています。

仮に浮気が5年前から始まっていたとしても、その事実を知ったタイミングから3年間になります。浮気相手の特定とは、顔を知っているだけでなく、名前や住所など特定できる個人的な情報を得たことを意味します。

調査報告書には、そういった不貞行為の証拠や浮気相手の情報が載っている場合がありますので、それに目を通した時からカウントダウンが始まることに注意が必要になります。

時効については今すぐには必要ない情報でも、知っているのといないのとでは行動の速さに違いが出るでしょう。

浮気調査をするメリットとは?

それでは、浮気調査を探偵に依頼するメリットをご説明します。

①浮気の有無を証明できる

「パートナーが浮気をしているかもしれない」と疑いの段階で、パートナーを問い詰めてしまうと、それこそ関係にヒビが入ってしまいかねません。

探偵に調査を依頼し、浮気をしていたら証拠とともに根拠のある話し合いもできますし、もし浮気をしていなかったら何事もなく生活を続けることができます。

しっかりと事実を知ることで、不必要なトラブルが起きる可能性が低くなります。また、すぐにパートナーを問い詰めることはせず、切り札として取っておくことで、精神的な安定要因にもなり得ます。

②裁判で有利な証拠を得られる

もしパートナーが浮気をしていた場合、裁判で慰謝料を請求するには、裁判において有効な証拠を得る必要があります。

裁判で有効な証拠とは、夫と不倫相手に肉体関係があることを証明できるものです。証拠となる写真などに相手の顔や建物がしっかりと写っていること、またそれを得るための長時間の張り込みや準備などが必要になります。

また探偵業務を行うには法的知識が必要となります。しっかりとした探偵事務所は「各都道府県の公安委員会に探偵業務の届出」を行っており、「探偵業務の法律の範囲内」で証拠を集めます。

そういった繊細な業務をご自身で行うとなると、かなりの労力がかかってしまうため、探偵に浮気調査を依頼することは大きなメリットといえます。

③離婚要求を拒否できる

浮気された側からの離婚請求はできても、離婚の原因となる浮気をした「有責配偶者」は、原則として離婚の請求が認められません。

パートナーから離婚したいと言われている場合でも、浮気の証拠が見つかった場合は、離婚請求を拒否することができます。

裁判では、下記の要件を満たさない限りは、離婚請求を認めないとされています。

  • 別居期間が長期間に及んでいること
  • 未成熟子が存在しない
  • パートナーに精神的・社会的・経済的な事情がないこと(極めて過酷な状態に置かれるなど)

④バレることなく調査ができる

探偵に依頼した場合、尾行や張り込みをパートナーと面識のない複数人で行うため、バレるリスクがかなり低くなります。

ご自身も出かける必要がないため、普段の生活と変わらない様子で調査を進めることができます。

⑤アフターフォローをしてくれる

浮気調査後のアフターフォローを行ってくれる探偵事務所もあります。

掴んだ証拠をもとに裁判で慰謝料を請求したい場合は、離婚問題に長けた弁護士を紹介してくれたり、

もしパートナーとの関係修復を希望する場合は、無理に離婚を促すことはなく、カウンセリングを行いどうしたらいいかを一緒に考えてくれたりします。

浮気調査をするデメリットとは?

合わせて、浮気調査をするデメリットもご確認ください。

①費用がかかる

やはり探偵事務所に調査を依頼すると、当然費用がかかります。目星がついており短期間で終わる調査や、長期間かけて有効な証拠を集める調査など、期間によって費用も増減します。

先述した様々なメリットはありつつも、見積もりをもらう段階で現実的な費用感かどうかを確認する必要があります。場合によっては、慰謝料の一部を調査費用に充てることを見越して探偵事務所に調査を依頼する方もいます。

②時間がかかる場合がある

パートナーが浮気をする日時に目星がついていれば、調査が数日で終わることもありますが、目星がない場合は数週間かかってしまう場合もあります。

すぐに結果が知りたい・あまり時間がかけられない場合は、できるだけ多くの情報を探偵と共有しておく必要があります。

③浮気の有無がわかってしまう

調査によって浮気をしていなかった場合は安心できますが、浮気が発覚した場合、わかっていても精神的苦痛を受けてしまいます。

証拠としてパートナーの浮気現場の写真や、相手の姿を見る必要もあるため、知らない方が良かったと思ってしまうこともあります。

④証拠が得られない場合もある

プロの探偵が浮気調査を行っても、証拠が得られないケースがあります。

実際に浮気をしていなかったり、頻度が少なく調査期間内にタイミングが合わなかったりするためです。

証拠が得られなかった場合、調査期間や費用が無駄に終わってしまったとトラブルになるケースがありますので、探偵と話し合いをして決めておくことが必要です。

⑤万が一バレると関係に支障が出る

いざパートナーに浮気の証拠を見せると、浮気調査をしていたことが知られるため、その後の関係に影響が出てしまうことがあります。

浮気調査を探偵に依頼するベストタイミング

浮気調査を探偵に依頼するベストなタイミングは、「違和感を覚えた時」です。

パートナーだからこそ、些細な違いにも違和感を感じ取ることができるといえます。

それが浮気の初期のタイミングだったりすると、深入りする前に証拠を掴み関係修復が望めるので、早めに調査を依頼することが良いといえます。

次に重要なタイミングは、「怪しい証拠を見つけた時」です。

例えば見知らぬ相手との連絡が見えてしまった知らない宿泊施設のレシートを見つけた、などが当たります。浮気相手や場所、日時に目星がつきそうな証拠だった場合は、調査に大いに役立つ要素になりますので、そのタイミングで依頼してみることも効率的で良いでしょう。

どちらにせよ言えることは、早いタイミングで調査を依頼した方が良いということです。

ご自身にとっても、不安な日々が長く続くのは辛いかと思いますので、一度探偵事務所に依頼してみてはいかがでしょうか。

浮気調査を依頼すべき人・すべきではない人の特徴

探偵に浮気調査を依頼することは、浮気の有無がしっかりわかる・証拠が掴めるという最大のメリットがあります。そういったことを加味して、下記に当てはまる方がどうかチェックしてみてください。

浮気調査を依頼すべき人

  • 浮気の有無をはっきりさせたい
  • 確実な証拠をもって離婚をしたい
  • パートナーに慰謝料を請求したい
  • 不倫相手に慰謝料を請求したい
  • 誰にもバレずに調査をしたい

浮気調査を依頼すべきではない人

  • 慰謝料の請求は全く考えていない
  • パートナーを監視したい

まとめ

色々なメリット・デメリットがあり、自分が調査を依頼すべきかどうかわからない…という方もいるかもしれません。

ご紹介した様々なメリット・デメリットを鑑みた上で、やはり探偵に依頼してみたい・相談だけでもしてみたいと思った方は、なるべく早く行動に移すことをおすすめします。

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