近年、パートナーの浮気調査によりパパ活が発覚するケースが増えてきています。
単に食事や会話をしていただけというケースでは不倫に該当しませんが、中には不貞行為を伴うケースもあるため注意が必要です。
しかしながら、パートナーがパパ活を行っていることが判明した場合、不安になったりパパ活をやめさせたいと感じる人は多いでしょう。
今回は、パパ活が浮気(不倫)になるケースについて解説していきます。
【はじめに】パパ活とは?定義やリスクについて解説
パパ活が浮気(不倫)に該当するのかを知る前に、そもそもパパ活とはどのようなことを指すのか確認しましょう。
パパ活の定義は?援助交際との違い
パパ活に明確な定義はありませんが、主に経済的に余裕のある男性と一緒に過ごすことで報酬を得る活動のことを指します。
男性や女性の年齢に特定の制限はないものの、一般的には年上の男性と若い女性が時間を共にし、経済的支援を受けるケースが多いと考えられます。
パパ活は、以前から存在していた「援助交際」よりも広い意味を持つ言葉です。
援助する側の男性と食事をするだけで金銭を受け取るケースもあれば、肉体関係を伴う場合もあります。どこまでの関係を求められるかは、パパとなる男性の経済力や性格、そして女性の価値観によって異なります。
やり取りされる金額にも幅があり、数万円から数十万円に及ぶことがあります。肉体関係の有無など、さまざまな要因によって左右されるのです。
また、金銭のやり取り以外にも、パパ活相手に高級ブランドをプレゼントしたり、高級マンションを提供したりするケースもあるようです。
パパ活をする女性の年齢
パパ活をする女性の半数以上は10代から20代前半です。
収入が不安定なため、パパ活に頼る女性が多く、上京してすぐに始めるケースも見られます。
パパ活には種類がある
パパ活にはいくつかの種類があるので解説します。
太パパ
「太パパ」とは「太っ腹なパパ」の略称で、相場以上のお金をくれる、金銭的に余裕のあるパパを指します。
「太パパ」がいる女性は、金銭的に余裕のあるパパと肉体関係を持つことで月に数十万円のお小遣いを受け取ることができるのです。
月極パパ
一括でお小遣いをもらい、定期的に会うパパを指します。
食事やデートをするだけで、追加で1万円前後のお金を受け取ることもあります。肉体関係がなくても、月に10万円以上のお小遣いを受け取る女性もいるようです。
都度パパ
その都度お小遣いを渡すパパを指します。
金額は一定ではないため、男性側からすると比較的低コストで済むことが多いです。
夫がパパ活をするリスク
パートナーがパパ活をしていることが発覚すると、単なる浮気の問題にとどまりません。
パパ活の相手が未成年である可能性があるためです。もし相手が18歳未満であれば、未成年誘拐罪で逮捕されるリスクがあります。
また、相手が未成年でなくても、金銭の授受を伴う性的な関係は売春防止法に違反する可能性があります。
未成年の女性と性的な関係を持った場合、児童売春禁止法や児童福祉法に抵触する可能性があります。
パパ活をする人に多くみられる傾向とは?
ここでは、パパ活を行う男性と女性の特徴をそれぞれ紹介します。
パパ活をする男性の3つのタイプ
パパ活する男性の特徴として、以下の3つの特徴が挙げられます。
① 肉体関係を求めている
② 異性との食事だけを楽しむ
③ 出張時にだけ会う
肉体関係を求めている
男性側からの要求で肉体関係を持つことになるケースもありますが、女性側もそれを拒まない場合があります。お金がもらえるならと、肉体関係を軽く考える女性もいるのです。
また、男性の中には、パパ活を愛人契約のように捉え、お金を払う以上は肉体関係も含まれると要求することもあります。
異性との食事だけを楽しむ
パパの中には、肉体関係を求めずに食事だけを楽しむ男性も少なくありません。このタイプの男性は、若い女性と食事を共にすることに喜びを感じているため、多くの場合それ以上の関係を求めません。
ただし、援助額にこだわる女性にとっては、このタイプの男性は物足りないと感じることもあるようです。
出張時にだけ会う
「出張パパ」とは、定期的に特定の街に出張で訪れる男性のことを指します。
頻繁でなくとも、時々訪れて食事をおごったり、経済的な援助をしてくれたりする男性は、地方在住の女性にとって貴重な存在です。
こうした男性は、しばしば高い地位にあり、経済的に余裕があることが多いです。そのため、出張パパには一定のニーズがあり、時折訪れて食事やご褒美を提供してくれる存在は女性にとって魅力的です。
パパ活をする女性の特徴
次に、パパ活する女性の特徴として以下の特徴が挙げられます。
① 若い世代が中心
② OLや学生が大半を占める
若い世代が中心
これまで説明したように、パパ活をしている女性の多くは10代から20代前半に集中しており、特に学生や新社会人が目立ちます。
パパ活はキャバクラや風俗とは異なり、比較的自由な時間に行えるため、勉強や仕事の合間に収入を得る手段として利用されています。
OLや学生が大半を占める
パパ活を行う女性は主にOLや学生です。パパ活をしている女性の約45%がOLであり、約25%が学生だと言われています。
特に、収入が少ない若いOLや学費や生活費を稼ぐための学生がパパ活に依存することが多いです。
パパ活は時間や場所に縛られずに行えるため、日常生活に大きな影響を与えずに稼ぐ手段として選ばれています。
パパ活の相手とはどこで出会っている?
パパ活の出会いのきっかけとなることが多いのはSNSです。Twitterやインスタグラムなどを通じてパートナーがパパ活をしていることを発見するケースも少なくありません。
しかし、SNSを利用したパパ活にはリスクも伴います。
女性に騙されたり、美人局のような被害に遭う可能性もあります。
これらのリスクを避け、安心してパパ活を行うために、「パパ活専用アプリ」がしばしば利用されています。
パパ活専用アプリが存在する!
パパ活専用アプリを利用することで、手間や時間をかけずにパパ活女性を見つけることができます。
一般的な出会い系アプリとは異なり、パパ活希望者のみが登録しているため、条件の調整などもスムーズに進みます。パパ活女性を探す男性にとっては理想的なツールといえるでしょう。
また、パパ活専用アプリでは24時間体制の監視や、身分証による年齢確認制度がしっかりと整備されているため、利用者にとって非常に安心です。
騙されたりトラブルに巻き込まれるリスクを考えると、パパ活専用アプリを利用する方がメリットが大きいと言えます。
パトローナ(Patrona)
ラブアン(Love&)
パピー(Pappy)
パディー(Paddy)
ペイターズ(Paters)
パパ活が浮気(不倫)になるケース
結論から言うと、「パパ活=不倫」とは言えません。
不倫(不貞行為)の定義は、不倫相手との肉体関係があることですが、パパ活は通常、肉体関係が前提となっていないためです。
では、どのようなパパ活が不倫関係に該当するのか、以下で詳しく解説します。
肉体関係がある
先述の通り、不倫の定義は「肉体関係があるかどうか」にあります。そのため、パパ活においても肉体関係があれば不倫と見なされます。
さらに、不貞行為に対しては慰謝料を請求できます。
しかし、実際に肉体関係があったかどうかを証明するのは、現場を目撃しない限り困難です。ただし、法的には以下のような行為が不倫関係として判断されやすいです。
・ラブホテルに出入りした
・旅行などで同じ部屋に宿泊した
・どちらかの自宅に長時間滞在した
これらのケースは「客観的に見て肉体関係があったと考えられる」と判断される可能性が高いです。
頻繁にデートを繰り返す
肉体関係がなかった場合でも、頻繁にデートや食事を繰り返す行為については、慰謝料を請求できる可能性があります。
「不倫行為」ではないものの、デートを繰り返したり、キスやハグなどの親密な行為をしたりすることは、パートナーとの関係に影響を与える可能性があるためです。
頻繁なデートが原因で婚姻関係に支障が生じれば、浮気として扱われるでしょう。
パパ活によって婚姻関係に支障が出ている
パパ活が原因で婚姻関係に悪影響が生じた場合、「平穏な家庭生活を送る権利」を侵害されたとして、パートナーに対して慰謝料を請求できる可能性があります。
例えば、パパ活によってパートナーが帰宅しなくなったり、育児や家事に参加しなくなったりした場合は、婚姻関係に支障が出ている状態といえるでしょう。
パートナーのパパ活相手に慰謝料請求ができるのか
パートナーがパパ活をしていた場合、その相手に慰謝料を請求したいと考える人も少なくないでしょう。
しかし、「パパ活」相手の女性に必ずしも慰謝料を請求できるわけではありません。
ここでは、パートナーのパパ活相手に慰謝料を請求できるケースとできないケースについて紹介します。
慰謝料請求ができるケース
パートナーがパパ活をしている場合、パパ活相手に対しても慰謝料を請求できる可能性があります。
以下の2つのケースに該当すれば、パパ活相手にも慰謝料を請求できるでしょう。
① 故意・過失があった場合
② 権利の侵害があった場合
①故意・過失があった場合
パパ活に限らず、パートナーが肉体関係を持った相手に慰謝料を請求するには、相手が既婚者と知っていたかどうかが重要なポイントです。
具体的には、故意であったか過失であったかが判断材料になります。それぞれの定義は次の通りです。
・故意: 相手(パートナー)が既婚者であると知っていた
・過失: 相手(パートナー)が既婚者であることを知らなかったが、知らないことに対して注意が足りなかった
既婚者であることを知りながらパートナーと肉体関係を持った場合、慰謝料を請求できるでしょう。
例えば、パパ活を始める前に「俺、既婚者だけど大丈夫?」という発言があった場合は、パパ活女性が相手を既婚者だと知った上で関係に及んでいるため、故意とみなされます。
一方、パートナーが既婚者であることを知らなかった場合、パパ活相手に慰謝料を請求するのは難しいかもしれません。
一度限りの関係で、相手が既婚者であることを知らなかったケースも考えられます。
②権利の侵害があった場合
婚姻関係にある場合、パートナーには自分以外の相手と性行為を行わないよう求める権利が認められています。この権利は貞操権と呼ばれます。
もしパパ活相手がパートナーと肉体関係を持った場合、貞操権を侵害したことになります。
貞操権の侵害に対しては、慰謝料を請求できる可能性が高くなります。
慰謝料請求ができないケース
パートナーのパパ活が発覚しても、以下の場合には慰謝料を請求できない可能性があります。
① 肉体関係がなかった場合
② 相手が既婚者だと知らなかった場合
③ 婚姻関係が破綻していた場合
それぞれのケースについて、詳しく解説します。
肉体関係がなかった場合
不倫関係の定義は肉体関係が含まれるため、肉体関係がない場合には慰謝料の請求は難しいでしょう。
また、肉体関係が「自由な意思に基づく」ものであることが重要であり、男性側から強要されて無理やり肉体関係を持たされた場合、パパ活相手が慰謝料を支払う必要はない可能性があります。
相手が既婚者だと知らなかった場合
肉体関係があっても、相手(男性)が既婚者だと知らなかった場合には、パパ活相手が慰謝料を支払う必要はない可能性があります。
これは、既婚者だと知らなかった場合、「故意・過失」として法的に認められないためです。
たとえば、男性が「結婚していない」と嘘をついて関係を持った場合、パパ活相手に落ち度はないということになります。
婚姻関係が破綻していた場合
もともと婚姻関係が破綻していた場合、パパ活相手とパートナーとの間に肉体関係があったとしても、パパ活相手が慰謝料を支払う必要がない可能性があります。
慰謝料は精神的な苦痛に対して支払われますが、不貞行為の時点ですでに婚姻関係が破綻していた場合、その不貞行為による侵害は少ないとみなされます。
パパ活で慰謝料請求をするには「証拠集め」が重要!
パートナーやパパ活相手に慰謝料を請求するには、肉体関係があったことを証明する確実な証拠を揃えることが必要です。
確固たる証拠がなければ、慰謝料請求は法的に認められません。
例えば、パートナーとパパ活相手がラブホテルに入室・退室する場面を捉えた写真や動画は、強力な証拠として期待できます。
証拠集めは自分でもできる
慰謝料請求のための証拠は自分で集めることができます。
例えば、パートナーのスマホを確認することで浮気の証拠を見つけることが可能です。一般的にパパ活ではSNSを通じて連絡を取るため、パートナーがパパ活相手にメッセージを送っていないか確認してみましょう。
肉体関係を示す具体的なメッセージが確認できれば、それは証拠となり得ます。
また、パートナーの後を追って、パパ活相手とホテルに入室する場面を写真に収めることができれば、これも証拠として利用できます。
自分で証拠集めをするリスク
慰謝料請求のための証拠集めは自分で行うことができますが、リスクも伴います。
自分で証拠を集める際には、誤って違法行為に手を染めてしまう可能性があります。
たとえ配偶者であっても、パートナーのスマホやPCのパスワードを無断で使用してSNSにログインする行為は、不正アクセス禁止法に違反します。
また、パパ活には美人局などの犯罪行為が絡む場合もあり、相手が犯罪に関与している可能性もあります。自分で証拠を集めようとすることで、予期せぬトラブルに巻き込まれる危険性があるのです。
このようなリスクを考慮すると、証拠収集は慎重に行う必要があり、場合によっては専門家の助けを借りることも検討するようにしましょう。
証拠集めを探偵に依頼するメリット
パートナーがパパ活相手と肉体関係にあるかどうかを確認するには、探偵に証拠集めを依頼するのがおすすめです。
探偵への調査依頼には一定の費用がかかりますが、自分で証拠を集めるよりもはるかに効率的で安全です。探偵に依頼することのメリットは次のとおりです。
・調査がバレにくい
・精神的なストレスを軽減できる
・トラブルを回避できる
・合法的に証拠を掴むことができる
・調査終了後もアフターフォローを受けることができる
一つずつ解説していきます。
調査がバレにくい
自分で証拠を集める場合、顔が知られているためにパートナーやパパ活相手に気付かれる恐れがあります。
一方、プロの調査員は長年の経験と高度な技術を持っており、ターゲットに気づかれることなく証拠を集めることができます。
また、複数の調査員が連携して尾行や張り込みを行うため、調査がバレる可能性は極めて低いと言えます。
精神的なストレスを軽減できる
パパ活に限らず、パートナーが自分以外の異性と肉体関係を持っていることを知ったショックは計り知れません。
特に、自分で証拠を集める場合、2人がラブホテルに入室する場面を直接目撃する可能性があり、その結果、より大きな精神的負担を感じることになります。
しかし、探偵に任せれば、浮気現場に直接直面することは避けられ、証拠写真を通じてパートナーの浮気を知ることになります。これにより、直接目にするよりも精神的な負担を軽減することができるでしょう。
トラブルを回避できる
パパ活には、美人局などの犯罪に巻き込まれるリスクがあります。
探偵事務所に調査を依頼することで、これらのリスクを回避しながら、必要な証拠を入手することができます。
合法的に証拠を掴むことができる
自分で証拠を集める場合、注意していても法律に抵触する行為をしてしまう可能性があります。
しかし、探偵は浮気調査に関する法律を熟知しているため、必要な証拠を合法的に収集してくれます。
調査終了後もアフターフォローを受けることができる
優良な探偵事務所の多くは、証拠を集めるだけでなく、その後のサポートにも力を入れています。
例えば、慰謝料請求などの法的問題については、経験豊富な弁護士を紹介してくれることがあります。
また、パートナーの裏切りによるショックや心の傷を癒やすために、専門のカウンセラーを手配してくれる場合もあります。
証拠を突きつけた後の法的手続きや精神的ケアまで、依頼者の状況に合わせたきめ細やかなフォローが期待できます。
パパ活による浮気が疑われる時は探偵に相談を!
ここまで読んできて、パートナーがパパ活をしているのではないかと強く感じるなら、行動を起こすことを考えるべきかもしれません。
現状を変えたい、今後の生活に不安がある方には、浮気調査を行っている探偵事務所に相談することをおすすめします。
探偵事務所は正確な調査を行い、質の高い証拠を集めるプロです。素人では得られない鮮明な証拠を収集し、詳細な調査報告書を作成してくれるため、裁判で有利に話を進めることができます。
夫だけでなく、パパ活相手も言い逃れできない確かな証拠が揃えば、認めざるを得ません。
探偵に相談することで、自分では難しい証拠を確保し、離婚や慰謝料請求、さらには復縁についても相談できるため、まずは無料相談を利用してみてはいかがでしょうか。
まとめ
もしあなたのパートナーがパパ活をしていることを知ったら、心中穏やかではいられないでしょう。
パパ活に肉体関係が含まれている場合、不倫関係として認められる可能性が高いです。
また、夫婦生活に支障が出ている場合にも、両者に慰謝料を請求できることがあります。
パートナーやパパ活相手に慰謝料を請求したいのであれば、まずは証拠を集めることが重要です。
浮気調査のプロである探偵に依頼することで、トラブルや法的リスクを回避し、パートナーとパパ活相手の関係を示す確かな証拠を収集できます。
・どの探偵事務所に依頼すればいいかわからない
・自分に合った探偵事務所を探したい
このようなお悩みがある場合は、「探偵相談所トラエル」がお手伝いいたします。まずはお気軽に無料相談をご利用ください。